子供に教えたい!天気予報のことわざ 動物を見ると天気がわかるってホント?

枝にとまった小鳥が空を見る写真 天気

皆さんは天気を知りたいとき、どうしますか?

お母さん
お母さん

スマホで検索しちゃうかニュースの天気予報を見るかなぁ?

Natsu
Natsu

そうですよね!でも、スマホやテレビがない時代、人は空模様や動物の様子から天気を予測していたんですよ。

今からたった100年ほど前は、スマホはもちろんテレビもなかったなんて、今では信じられません。

しかしだからこそ、人々は経験と推測から多くのことを判断していました。それは天気も例外ではなく、ときには動物の様子からもヒントを得ていたんですよ!

もちろん、今ほど正確ではありませんでしたが、それでも天気のことわざには、科学的に証明されたものも沢山あります。

そこでこの記事では、思わず子供に教えたくなる!天気のことわざを紹介します。

天気のことわざってどうやってできたの?

日本語には多くのことわざがありますが、天気に関するものは地域によってもさまざまで、数えきれないほどあります。(ことわざに関するWikipediaはこちら

これは天気が人々にとっていかに重要であったかを物語っていますね。昔の人はある現象から天気が変化した経験に基づいて観察し、代々伝えてきました

ことわざと聞くと迷信と思われる方もいますが、科学的に証明できているものも多くあります。

例えば「夕焼けは晴れ」ということわざを知っていますか?

夕焼けというのは西の空に雲がなく、水蒸気が少ない状態でキレイに見えるものです。天気は西から変化していきますから、次の日は晴れとなりやすい、ということになります。

天気のことわざをみてみよう!

それではさっそく、天気のことわざをみていきましょう。

晴れを予測することわざ

ニッコリ笑った太陽のイラスト

晴れを予測することわざは、景色に関するものが多く残っています。

朝富士に夕筑波(あさふじにゆうつくば)

東京周辺でよく使われていたことわざですが、昔は高い建物がなかったために、遠くの富士山まで広く見渡せました。朝に富士山がよく見えたときは晴れる、ということわざです。

飛行機雲が消えにくいと雨、すぐ消えると晴れ

一面の青空に飛行機雲を見ると、なんだか嬉しくなりますよね。飛行機雲は小さな水滴が集まったもので、雲の一種です。

そのため、上空が乾いていれば、すぐに蒸発して消えてしまいます。反対に、飛行機雲がなかなか消えないときは、上空が湿っているために翌日や翌々日は雨になることが多い、ということです。

雨を予測することわざ

波紋が広がる水たまり

天気を予測することわざは、雨に関するものが特に多くなっていますので、ここでは3つ厳選して紹介します。

朝虹は雨、夕虹は晴れ

朝に虹が出ていたら、なんだかいい事がありそう!なんて思いそうですが、残念!実は朝に虹が出ていると、その後は雨が降りやすいのです。

一方、夕方に虹が出ていたら、次の日は晴れる可能性が高いですよ。

山にカサ雲かかれば雨 

富士山などの孤立した山では、山の上に傘雲と呼ばれる雲がかかることがあり、それを見ると雨が降ることから生まれたことわざです。

夕立は三日 

夕立は一度降ると三日続くといわれていました。夕立は夏の季語ですね。

動物が出てくることわざ

カタツムリが雨に気づいて見上げる様子

動物は自然界の変化にとても敏感で、昔から動物の行動により天気が予測されていました。

狐の嫁入り

晴れているのに雨が降っている様子を「狐の嫁入り」といいます。いわゆる天気雨です。

狐は人を化かしたり、人とは違う世界を持っているとの考え方から生まれたことわざで、地域によってもさまざまな言い伝えがあります。

つばめが低く飛ぶと雨

つばめのエサとなるハエなどの虫は、雨が近づいて空気中の水分が増えると羽根が重くなって、低く飛ぶようになります。

それを捕まえようとつばめも低く飛ぶことから、雨を知らせることわざとなりました。

スズメが鳴き始めたら雨がやむ

スズメはとても身近な存在ですが、実は、雨が降っているときにスズメがチュンチュン鳴き始めると、大体30分から1時間ほどで雨が上がります

正確な理由はわかっていませんが、スズメには優れた察知能力があるようです。

気象予報士さんも「そろそろ止むかな?」と思ってるときにスズメの鳴き声を聞くと、確信を持てるそうですよ。

猫が顔を洗うと雨 

猫が顔を洗うというのは、前足で顔の周りを身づくろいする様子をいいます。

諸説ありますが、雨の前の湿気によってヒゲが重くなるのが気になって顔を洗う、とも言われることから、このことわざが生まれました。

まとめ

天気のことわざ、いかがでしたか?

ここでご紹介したことわざはこちらです。

  • 朝富士に夕筑波
  • 飛行機雲が消えにくいと雨、すぐ消えると晴れ
  • 朝虹は雨、夕虹は晴れ
  • 山にカサ雲かかれば雨
  • 夕立は三日
  • 狐の嫁入り
  • つばめが低く飛ぶと雨
  • スズメが鳴き始めたら雨が止む
  • 猫が顔を洗うと雨

あらためて見ると、やはり雨に関することわざが多いですね。きっと昔の人も、天気を予測する時は、雨に気をつけていたからかもしれません。

皆さんも、たまにはスマホをポケットに仕舞い、空や動物を眺めて、子供と一緒に天気の話で盛り上がってはいかがでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました